2025/02/27 13:31
Antique Watch Report 🎞️ Page.3
Carite must de Tunk (カルティエ マスト タンク)
「レ・マスト・ドゥ・カルティエ(LES MUST DE CARTIER)」
通称「マストライン」、このシリーズは1970年代に発表され、大衆にも愛されるウォッチを数多く生み出しました。
「MUST」が「不可欠なもの」という意味。
「美を愛する人の生活には持たなければならないもの」というコンセプトのもと、様々な商品が展開された、大変ロマンのあるシリーズです。

このシリーズの中でも、縦長型で特徴的な「タンク」ケースを採用した通称「マストタンク」は1976年に発表されました。
(2004年に廃盤となり、現在は製造されておらず、公式では類似シリーズ「タンク マスト(Tank Must)」が展開されています。)
マストタンクは「タンク」コレクションの基本的なデザインに倣っており、時計本体を戦車(タンク)に、ケースサイドのラインをキャタピラーに見立てています。
ベゼルレスなケースとブレスレットの直線的なフォルムが特徴的です。
(2004年に廃盤となり、現在は製造されておらず、公式では類似シリーズ「タンク マスト(Tank Must)」が展開されています。)
マストタンクは「タンク」コレクションの基本的なデザインに倣っており、時計本体を戦車(タンク)に、ケースサイドのラインをキャタピラーに見立てています。
ベゼルレスなケースとブレスレットの直線的なフォルムが特徴的です。

他シリーズと比べると、ケースやブレスレットのラインがやや丸みを帯びており、優美な印象を与えます。男女問わず身に着けやすい、普遍的なデザインのタンクです。
剛健さも漂う長方形の形と対照的に文字盤は繊細なものが多く、デザイン性が高く評価されています。
「タンク」コレクションの誕生は1917年までさかのぼります。当時は懐中時計が主流でしたが、第一次世界大戦の影響で、瞬時に時刻を把握できる腕時計の必要性が高まりました。
1917年、3代目ルイ・カルティエは戦中に活躍したフランスの軽戦車「ルノーFT-17」をもとに時計をデザインし、1919年に「タンク ノルマル」を発表しました。
懐中時計の円形に対し、直線的なタンクのラインは注目を集め、今でも角型時計の基準となっています。
また、1920年代より直線的・機能的さが求められるアールデコ様式が流行したため、タンクはその先駆けとして認知されています。
ですが、マストタンクが生まれる以前のカルティエは貴族や裕福な方の為のジュエリーという位置付けで販売しておりかなり高額でした。
そこで登場したのが今回ご紹介している「マストタンク (must de Tunk)」
通常金無垢で作られるケースをカルティエ独自の技術でシルバーに金メッキ加工することによって、高級感がありながら価格をかなり抑える事に成功しました。
これがマストタンクシリーズの代名詞「ヴェルメイユ(Vermeil)」です。
ヴェルメイユは18世紀にフランスで開発されたました。金メッキを使うことで価格を抑えつつ、高級感や品格を演出することができます。
マストタンクでは銀含有率92.5%のスターリングシルバーに、厚さ20ミクロンのイエローゴールドを重ねています。
通常のヴェルメイユでは、ゴールドの層は5ミクロン程度です。
マストタンクのゴールドは分厚く耐久性が高いため、時間が経っても美しい輝きを保つことができます。
知れば知るほど、魅力の高さに惹かれていくマストタンク。
現在、各国で人気がさらに高まっており、簡単にお目にかかれない品になってきています。
運命の出会いを果たした方は、ぜひ、お迎えすることをお勧めいたします。

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INTERZERO antiquewatchは、職人の審美眼により選定された1960年代以降の機械式時計を中心に取り扱っています。可能な限り純正品を使用し、アフターフォローが必ずできる時計だけを取り扱うというこだわりを持ち、美しいアンティークウォッチを手掛けています。